長崎の風景を絵はがき感覚でパッケージにした
「長崎景観クルス」好評です。
“長崎景観クルス”
尾曲がり猫
<しあわせクルス4枚入>
148×100×20mm
ちょうどハガキサイズです。
ジャカルタからオランダ船で、はるばる長崎へ
尾曲がり猫 おまがりねこ
長崎の人たちは「猫のしっぽは曲がっているのが当たり前」と思っています。それは、なぜなのか。しっぽの曲がった「尾曲がり猫」は全国にも分布しているのですが、長崎はその割合が約8割にも及ぶからで、これは全国トップの数字なんですね。地元には「長崎尾曲がりネコ学会」なる団体もあるんですよ。
長崎尾曲がりネコ学会
ネコーディネーター 高島茂夫さん
地域おこしのためにいち早く長崎の「尾曲がり猫」に着目し、「長崎尾曲がりネコ学会」を立ち上げたのは、ネコーディネーターの肩書を持つ高島茂夫さん。高島さん曰く「尾曲がり猫は歴史の生き証人です」と。「尾曲がり猫」のルーツは東南アジアのマラッカ海峡周辺。江戸時代の長崎に来航していたオランダ船では、積み荷の食料を食い荒らすネズミを駆除するために猫を乗せるのが決まりだったそうですが、その船の起点となっていたのが現在のインドネシアのジャカルタ。まさにそのエリアだったんですね。
ジャカルタの「尾曲がり猫」はネズミ駆除という任務を負ってオランダ船に乗せられ、海を渡ってはるばる長崎にやって来た。それが長崎の出島から市中に抜け出して繁殖し、そして全国に広まった。というのが「長崎尾曲がりネコ学会」の説です。「尾曲がり猫」はまさに歴史の生き証人だったというわけです。ちなみに「尾曲がり猫」にはしっぽの先端がかぎ型に曲がった「曲がりしっぽ」と、途中で切れてしまったような短いしっぽの「短尾」、その短いしっぽがくるりと巻いて団子状になった「お団子しっぽ」の3パターンあります。
オランダ船でやって来たとは知る由もなく、地元ではまっすぐな長いしっぽの猫が珍しくて、そちらが外来種と思い込んでいる人もいるらしいです。面白いですね。多くの人に、そんな長崎市民が愛してやまない「尾曲がり猫」に会いに来てほしい。それが地域おこしでネコ学会を立ち上げた高島さんたちの思いです。それに「尾曲がり猫」を見つけたあなたは、とってもラッキーでもあるんですよ。その曲がったかぎ型のしっぽで幸せを引っ掛けるといわれている猫だから。
長崎尾曲がりネコ学会
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