長崎の風景を絵はがき感覚でパッケージにした
「長崎景観クルス」好評です。
“長崎景観クルス”
長崎くんち
魚の町『川船』
クルス4枚入¥324 (税込)
148×100×20mm
ちょうどハガキサイズです。
令和元年取材
船回し「右回りの2回転半」を頑固に守っています
魚の町 川船 うおのまち かわふね
長崎観光のシンボルともいえる眼鏡橋。近くにはべっ甲細工やカステラの老舗があって、いつも多くの観光客でにぎわっている、まさにこのエリアが今回「川船」を奉納する魚の町。かつて川沿いに魚市場があったことが町名の由来だそうです。(令和元年7月取材)
眼鏡橋がかかる中島川。この川の上流にくんちの舞台となる諏訪神社があります。「川船」は、子ども船頭が投網で獲った魚を中島川の急流をさかのぼってお諏訪さんにお供えするというストーリー。魚の町をはじめ7つの踊町が奉納する人気の演し物で、それぞれが独自色を出して観客を楽しませてくれます。
「これはひとつのエンターテインメントですからね。各踊町さんいろいろ工夫があっていいかと思いますが、魚の町の船回しは昔からの『右回りの2回転半』を頑固に守っていますねえ。逆回転もしないんですよ」と自治会長で江崎べっ甲店社長の江崎淑夫さん。派手な演出はなく、とにかく伝統に忠実。だから、ひとつひとつの所作を磨いて、静と動のメリハリある演技で観客を魅せたいといいます。
船回しは回転軸をつくらず、会長が「横車を押すんです」というように、ハンドルの切れない車輪をとにかく腕ずくで横に押して引いて回すという力技なんだとか。「ここで左右の根曳の力のバランスが大切。稽古ではうまくいっても、本番になるとアドレナリンが出過ぎてバランスが崩れ、船が流れてしまう。かといってアドレナリンは出らんばいかんし、その加減が難しい」と長采(総監督)の小西雅人さん。
魚の町の根曳衆には控えがいません。だから根曳の時にケガをしたという小西さんも、痛み止めの注射打って本番に臨んだそうです。会長によりますと「根曳に選ばれたからには、くんち前日(初日)のお諏訪さんの奉納には誰しも出たいじゃないですか。だからこちらも選んだ以上は全員総出演してもらうんです」。丸々ひと夏ハードな稽古を共に耐え抜いてきた仲間たちですから、喜びも皆で。粋な計らいですね。
写真協力 ブログ「魚の町 川船」様
ブログ 「魚の町 川船」 https://ameblo.jp/uonomachi-kawafune/
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